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オゾンの不思議―毒と効用のすべて (ブルーバックス)
によって 伊藤 泰郎
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内容紹介 21世紀の環境改善技術の主役はオゾン以外には考えられない 人類に貢献する物質・環境浄化の万能薬オゾン。いまなぜオゾンに期待が集まるのか、現代的な視点でオゾンをとらえ直す時期がきた。 内容（「BOOK」データベースより） 21世紀の環境改善技術の主役はオゾン以外には考えられない。人類に貢献する物質・環境浄化の万能薬オゾン。いまなぜオゾンに期待が集まるのか、現代的な視点でオゾンをとらえ直す時期がきた。 著者について 1935年、長野県に生まれる。1960年、武蔵工業大学・電気工学科卒業。その後、武蔵工業大学に勤務し、助手、講師、助教授を経て現在教授。1967年、高分子材料の部分放電劣化現象の研究により名古屋大学から工学博士の学位を得る。1970年より1年間、アメリカ・クラークソン大学に客員研究員として滞在。電気学会および電気設備学会から論文賞受賞。現在はオゾン生成プロセス、大気環境浄化システム、絶縁劣化診断法などについて研究継続中。 続きを見る
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強い酸化力を持つため、消毒や脱色に高い効果がある。これまで、あまり実用化されていなかったため、効能は未知数である。水の消毒に用いることで塩素の使用量を減らせるなど、身近な問題の解決の鍵を握っている。しかし、オゾン濃度が高すぎると、死に至ることもあるため、注意が必要である。この本で紹介されている事例は、実験段階で実用化のメドがたっていないものも少なくない。だが、将来有望な物質であることは間違いないと思う。研究が進み、安価で安全で使いやすくなることを期待したい。
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