五・一五事件 (ちくま文庫) pdf無料ダウンロード
五・一五事件 (ちくま文庫)
によって 保阪 正康
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内容紹介 農村指導者・橘孝三郎はなぜ五・一五事件に参加したのか。事件後、民衆は彼らを熱狂的に支持した。貧困が生み出した歴史の教訓とは。解説 長山靖生 内容(「BOOK」データベースより) 1932年、海軍青年将校らが起こした5・15事件。犬養首相射殺のほかに農村有志による変電所襲撃も決行され、その指導者は橘孝三郎。農村の改良活動を実践していた橘は、テロへと突き進んでいった。農村と都市の格差のなか、民衆は青年将校たちの減刑を叫んだ。しかし事件は戦争突入への序曲となる…。昭和の転換点を橘孝三郎ら農村の視点からとらえた名著文庫化。 商品の説明をすべて表示する
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橘孝三郎という国士の名を一体どれほどの人々が知るだろうか。 昭和生まれの多くの日本人からも、すでに忘れ去られつつある存在となってしまっている。否、もう知る人はわずかだろう。それは歴史の流れにおいて仕方のないことかもしれない。 五・一五事件は単に「青年将校が起こした犬養首相暗殺事件」という昭和初期に起きた一連のクーデター未遂の一つとの認識としか持たれていないのだろう。 五・一五事件が如何にして起きたのかを知るには、当時の我が国における経済的状況、特に地方農村部の深刻な貧困問題を知る必要があるのだが、そのような歴史的背景があった上での事件であり、橘孝三郎とその愛郷塾の登場は必然であったと強く感じる。農業は国家の土台であるべきで、これに携わる人々を蔑ろにするような国作りはあり得ない。橘孝三郎らが提唱した農本主義という思想というより、「思い」は尊い。私は学生時代に橘孝三郎という人物と農本主義という考えに出会い、心酔した。この農本主義が五・一五事件との連関性が強いがために、どうも今では悪い意味で用いられているようで残念でならない。しかし、本来は農本主義という考えは万国共通であっても良いくらいの理念である。 本書を著した保阪正康氏は生前の橘孝三郎をインタビュー取材した数少ない歴史家・ジャーナリストであり、私は保阪氏の取材によって特に橘ら愛郷塾関係者らが、三上卓ら海軍青年将校らとどう繋がり、五・一五事件へと突き進むのかが知りたく、その描かれ方に関心を持った。また保阪氏が言う他の事件と比べた際の五・一五事件の特異性についても本書では克明に記されていて学べることも多かった。時代の世論や世相を知るという意味で私自身に有益な書籍であった。 しかしながら、保阪氏の思想の問題なのであるのだが、左翼的というか戦後民主主義的のようなところが感じられ、文中にそういう表現を見つける度に幻滅することも少なくなかった。このような大家であっても現在の価値観からしか過去を語れない著者の思想は残念極まりない。一体、橘孝三郎に会っておきながら、何を学んだのか著者への不信感を抱かずにいられなかった。さらに文庫化にあたり多少加筆したのだろうか、若干時代の流れが前後したり、同じ内容のことをダブらせてそれぞれ別のページに描いたりしていてクドかった。例えば後半の川崎長光による西田税暗殺未遂事件についてわざわざ2回も描いてるのはいかがか。そんなこともあり、評価は星3個にしました。
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