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古代文明の輝き (別冊日経サイエンス210)
によって 日経サイエンス編集部
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過去の日経サイエンスの中から、考古学関連の記事を16編選んでまとめた本である。以下のような内容となっている。1.沈没船のお宝を探せ海洋考古学の新時代2.2000年の眠りから覚めたギリシャの計算機3.「デルフォイの神託」の秘密4.最古のピラミッドに隠されていたもう1つの墓5.甦った王妃ネフェルタリ6.古代エジプトの動物園7.嵐の神の物語マヤの古代都市ホルムル8.血と石の神々テオティワカンの秘密9.先アステカの大水路網10.見えてきたストーンヘンジの物語11.エメラルドが古代にたどった道12.幻のダマスカス剣を復元する13.トルコの遺跡に見る9000年前の男と女14.バーチャル考古学シミュレーションで迫る古代社会15.星座の起源16.北斗七星と東洋の星座最初は最近注目を集めている水中考古学の話で、それほど詳しくはないが、今後の可能性をかなり期待させるものだった。2本目は「アンティキュラの計算機」の精巧な謎に迫ったもので、古代のギリシャの科学水準の高さをうかがわせる。3本目のデルフォイの神託については、その場所はトランス状態を引き起こすエチレンガスが地面の裂け目から放出されていた可能性が高いことが指摘されている。4編目は古代エジプトに関するもので、日本の発掘隊について言及されている部分もある。5編目は古代遺跡の保護の在り方について考えさせられる。6編目はエジプトだけでなくメソポタミアの古代の動物園の記録である。7編目はティカル王朝とカーヌル王朝が有力だった古代マヤがどのようなものだったのかの考察。8編目は長年テオティワカンを研究してきた杉山三郎氏らにスポットがあたっており杉山氏の寄稿も加えられている。9編目は先アステカの人たちの巧みな人工水路網についての解説。10編目では、有名なストーンヘンジはその周辺も含めた遺跡群のひとつであるという視点から解説されている。11編目はエメラルドから古代文明のつながりを推測したもの。12編目は抜群の切れ味を持った幻の刀剣を科学的な分析に基づいて再現した話である。13編目は古代トルコの遺跡から推測される社会構造について。14編目のバーチャル考古学は、ここで対象になっている古代アメリカだけでなくもっと広範囲に利用できそうな可能性があるように思われた。15編目と16編目は古代の人々と星座がテーマになっている。個人的には、特に、科学の進歩が、水中考古学やシミュレーションなど考古学や古代研究にも役に立っている記事が印象に残った。
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